久しぶりに髪をめちゃめちゃ短くした。
ほとんど坊主。
8月はとても忙しくて全然床屋さんに行く機会がなかったから、うっとうしくて、うっとうしくて、思い切り髪を切りたい衝動にかられたのだ。ここまで短くしたのは、4年ぶりくらいかな。
知り合い(同じバーの常連仲間)の芦屋のカリスマ美容師さんのところに行って、「会社的にスキンヘッドは無理ですけど、それ以外なら思う存分やっちゃって下さい!」と注文したら、本当に思う存分やってくれた。自分としては、とても気に入っている。
でもしかし、なぜ人は突然に髪を短くした人間を誤解するのだろう。
最近、一番多く言われるセリフは、「なんかやらかしたん?」である。
次に多いのが、「つらいことでもあったん?」
別に、不祥事の罰として髪を切った訳でもなければ、センチメンタルな感傷に浸っているわけでもなく、単に「久しぶりに短くしたかった」というだけなのに…
僕がそう答えると、誰もが「うん、わかった。わかった」みたいな顔をする。
だから、違うんだってば!
今のところ、一番の理解者は髪を切ってくれた美容師さん本人。バーで会うたびに、「いやあ、我ながらええ仕事やった」とご機嫌そのものだ。
もちろんとても心強くて嬉しいのだけど、こっちはこっちで別の問題が発生しかかっている。
「今度は、染めてみよ!その短さで、茶色に染めたらめっちゃカッコええと思うわ!!」などと口走り始めたのだ。…いや、一応会社勤めなのでそれはちょっと困るんです。うちの会社も今の担当の取材先も超保守的だから、超短髪で茶髪は…
そんなささやかな抵抗もどこ吹く風で、美容師さんは「いやいや、これは美容師のカンやねん」「ぜったいモテモテや」などと1人盛り上がっている。
僕は、お世辞でいいから普通に「似合うね」っていう一言だけで十分なのに…